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【うまれる】上映会&上田サトシ先生のお話会を終えて

2018-01-16

一昨日は【うまれる】上映会&上田サトシ先生のお話会。

 

予想を上回るお客様にお越しいただき、感謝でいっぱいです。

 

すし詰め状態で皆様には少々窮屈な思いをおかけしてしまい、恐縮でしたが、【同じ空間で感動を共有する】ということに、とても意義があったと感じました。

 

上映後のお話会では、様々な体験や考え、感想が飛び交い、映画の内容をさらに深く心に落とし込むことができたのではないかと思います。

 

ご参加下さったみなさま、上田先生、川口さん、そして素晴らしい映画を作って下さった豪田監督、本当にありがとうございました。

以下は、上田先生のブログからの引用です

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先週から東京、名古屋、大阪と移動、そして今週末は盛岡市にいます。

盛岡では、知人がドキュメンタリー映画「うまれる」を自主上映され、映画上映の後に僕が映画やいのちについてのお話をさせていただきました。

お話会には約30名の方々がさんかされ、何人の方々がそれぞれ感じた事 などをシェアしてくださいました。

映画に出演していたのは、4組の夫婦でした。
虐待されていて出産を躊躇していた夫婦。
障がいを持つ子を出産した夫婦。
椿ちゃんという子を死産された夫婦。
妊活をしていて諦めきれない夫婦。

そんなされぞれの家族のあり方を観ていて、観客は自分の事のように思いを重ねていったのです。

何も言わなくても、ただ映画を観ているだけで、抱えていた思いや、それまで経験してきた苦しみや悲しみが心の奥から浮かび上がってきて、涙を流させたのです。

そしてお話会で、想いを口にしてシェアしてくれる人の言葉を聞いて、

「この人は、自分の代わ りに思いを代弁して口にしてくれている」

そう親近感を覚えて、会場にいた人達の心が一体感に包まれたのです。

僕はそんなみんなの言葉にならない思いを、自分の言葉に変えて、お話をさせていただきました。

「うまれる」という事、「死ぬ」という事を自分の人生に重ねて、「自分の人生を生きる」という事は何なのか?

家族の中で亡くなった方々や胎児は、そんなそれぞれに寄り添うように、

「苦しくたって、悲しくたって、それはあなたの人生だ。そんな人生から逃げないで立ち向かって行くなら、僕も逃げずに応援するよ」

そう言っているように感じられて、そんな思いを言葉にしないではいられなかったのです。

きっと愛が全てなのだと思います。
あなたが愛する人に、真摯に、
『あなたに此処にいて欲しい』と思う時に、奇跡のような出来事が起きるのです。

「その愛のために、私は生きたい」
そんなふうに思った時に、生きる力が生まれるのです。

そして、その思いを美しいと感じ て、涙して、生きるという事は何なのかを思い、

生きている喜びや、幸せを感じて、「生きる」という事の本質を考え、明日へと、前に進む原動力となるのです。
帰られる皆さんのすっきりとした顔を見て、そんな力が湧いてきているように感じたのです。