2022/6/22 出張漢方講座をしてきました
先日、岩手医労連さん(医療に従事する皆様の労働組合さん)からご依頼頂いて、漢方講座をして参りました。
はじめにお話を頂いた時は、正直ドキドキしました。医療現場の経験豊富な方々をお相手に、若輩モノの私が話すなんて・・・と。
でも、実は前々から「医療現場の方々が中医学の知識をもったら、どんなに良いだろう!」と感じていたんです。
『病院の検査数値に異常は無いけれど、不調を感じる。不調原因が分からない不安感がある。』
そんな不定愁訴(ふていしゅうそ)をお持ちの患者さま達を、医療従事者の皆様は沢山見てこられたことでしょう。
日々の大変な勤務の中で、ご自身が不調を抱えている方も多いかもしれません。
『中医学の観点なら、不調の原因を紐解くことができるかも!?』・・・そんな可能性を感じてほしいと思い、思い切って講座をお受けしました。
テーマは【漢方で体質チェック〜おうちで始めるゆるゆる漢方養生〜】。
★中医学的な身体の見方
★体質チェックと舌の見方
★日々の養生法
などをお話させて頂きました。
でもここだけの話、当日までの道のりは順風満帆とはいきませんでした。
初めてのパワポに悪戦苦闘するわ、
できた資料を知人にダメ出しされて作り直すわ、
友人に協力してもらって予行練習したら「こりゃ、つまらんっ!!」ことに気づき、また作り直すわ・・・
結局直前まで、修正に次ぐ修正でした。当日を想像しただけで、何度緊張で吐きそうになったことか。(^_^;)
でも同時に、この機会を頂いたからこそ、
『今、私が伝えたいことは何なのだろう』
『私は中医学のどこに魅力を感じているのだろう?』
ということを深く掘り下げて考えていく、またとないチャンスとなりました。
そして本番。機材の接続不良などハプニング続きの幕開けでしたが、始まってしまうと直前までの緊張が嘘のよう。凪のように静かな心持ちの中で、『伝えたい!』という思いと言葉が、次々と溢れてきました。
参加の皆様も温かい方々ばかりで、頷きながら真剣に聞いて下さる様子に、とても勇気づけられました。
いたらない部分は多々あれど、まずは今の自分の精一杯を絞り出してきた感があります。この1ヶ月、ず〜っと頭を占めていた案件が一段落して、ひとまずホッ!
中医学の身体の見方や養生法って、知っておくと本当に心強いです。これからもチャンスがあれば、積極的にお伝えしていきたいなぁと、つくづく思いました。