私達は、腸内細菌に支配されている!?
2023-03-27
「漢方を飲むにつれて、食べ物の好みが変わりました。」
と、時々お客様がおっしゃいます。中には好みの変化により、10キロ以上スリムになった方も!甘い物や油っぽい物を、以前ほど欲しなくなった というのです。
「体質が変わってきたんですね♫」と一緒になって喜んでいますが・・・
コレ、もう少し細かくみていくと、「腸内細菌のメンバーが変わったから」と言えるかもしれません。
腸内細菌って、想像以上に我々の「思考」や「嗜好」「性格」に影響を与えています。
「あれが食べたい ♫」「これはイヤ!」「運動したいな〜。」等々・・・
ホルモンという形で脳に信号を送っては、私達の日々のチョイスに口出ししているのです。
例えば、食べ物について。日頃から肥厚甘味(※)の食事が多いと悪玉菌が多くなり、「もっと甘いもん、油こってりなもん、よこせー!」いう、悪玉菌の発言力が増します。
一方、野菜やキノコなど食物繊維を豊富に摂っていると善玉菌が増え、「もっと私たちの好きなお野菜ちょーだい♫」と、自然と善玉菌が好む食事をしたくなります。
(※肥厚甘味とは、脂っこいもの、味の濃いもの、甘いもの)
冒頭に挙げた、「漢方を飲み始めたら、食べたい物が変わってきた」というのは、おそらく 腸内細菌のメンバーが善玉菌寄りのコたちになり、彼らの餌となる食物繊維たちを欲する よう、脳に司令を出したのでしょう。
私達を操るとは、なんと恐るべき腸内細菌たち!どうせなら、本体(私達の身体と心)が健康で朗らかにいられる司令を受けたいものです。